オフショアエンジニア(ブリッジSE)にはどんなスキルが必要か? | comtech/エンジニアの今    
オフショアエンジニア
2021年6月5日

オフショアエンジニア(ブリッジSE)にはどんなスキルが必要か?

オフショアエンジニア(ブリッジSE)とは?

オフショアエンジニアは、ブリッジSE(システムエンジニア)と呼ばれることが多い、IT業界の職種の一つです。オフショア開発を専門で担当することからその名が付けられています。

IT業界のエンジニアにはネットワークエンジニア、インフラエンジニア、社内SE等多くの分野が存在しますが、ブリッジSEはその中でも平均年収が高めの職種と言われています。

今回はオフショアエンジニア(ブリッジSE)がどういうものであるか、どんな仕事をするか、また需要の状況、必要なスキルを紹介していきます。この職種が気になっている人や、今後目指そうと考えている人はぜひご覧ください。

オフショア開発について

「オフショア」という言葉は、サーフィン等のマリンスポーツを趣味にしている人であれば、オフショア(陸から海に向かう風)、オンショア(海から陸に向かう風)という意味で聞いたことがあることでしょう。

普段生活している中ではなかなか聞きなれない言葉ですが、ビジネス上、特にIT業界においては海外への業務委託を意味する傾向にあります。外部に業務を委託することをアウトソーシングと呼びますが、海外にアウトソーシングすることをオフショアリングと呼びます。

近年のIT業界の発展は目覚ましく、それだけの人材確保が必要な状態となっていますが、コストを極力抑えながら開発していきたいという各企業の課題があります。そこで目がつけられたのが海外へのアウトソーシングです。

日本より人件費が安く、同品質あるいはそれ以上のパフォーマンスが見込める新興国に対して業務委託する傾向が見られます。オフショアリングをするメリットはコスト削減の他、不足している人材の補填や労働力の確保、日本との時差を利用した稼働時間の拡大があります。

オフショアリングは、食品業界やアパレル業界での製造工場の委託、移転がよく見受けられますが、IT業界でもコールセンターやバックオフィスの業務を海外へ委託する企業が出てきています。さらにITサービスの開発までも海外に委託するということがあり、これをオフショア開発と言います。

オフショアエンジニア(ブリッジSE)はオフショア開発の中で何をする人?

オフショアエンジニア(ブリッジSE)の仕事内容は簡単に表すとSEの海外版です。国内でSEが行うようなプログラミングやシステムのセットアップ、テスト等を行いながら、要件定義やプロジェクトの進捗・スケジュールの管理を担当します。

詳細な仕事内容としては、依頼する企業に対してプロジェクトの説明、海外用の設計書等の書類作成、開発中の連携、管理・チェック、国内での進捗報告があります。

オフショアリングはどうしても言葉の壁があるので、開発物に関しての認識齟齬が発生しないような十分な説明や頻繁なコミュニケーションが必要となってきます。

また時差を強みに使えるというメリットがある一方で、打ち合わせやミーティングの時間は時差を考慮して行わなければいけない状況が発生します。委託する国の文化、ビジネスにおける違いについてもあらかじめ頭に入れておくことが、プロジェクトをスムーズに進めていくために必要な部分にもなります。

任せっきりにしていて全く違うものが出来上がった、品質基準を満たしていないものが出来上がったということにならないように、チェック業務も欠かせません。

打ち合わせに関しては電話やビデオ会議という方法があるので支障なく行える時代ではありますが、プロジェクト開始時等、時には現地に赴く必要が出てくる場合もあります。

実際にブリッジSEとして働いている人の体験談が紹介されている記事があったので、リアルな内容を知りたい人はぜひあわせてご覧ください。

フリーターからブリッジSEへ!日本での悶々とした日々から、天職に出会った留学

オフショアエンジニア(ブリッジSE)の需要は?

オフショア開発の発展に伴ってオフショアエンジニア(ブリッジSE)の需要も徐々に増えている傾向にあります。

オフショア開発が増えている背景にはビジネススタイルの変化が挙げられます。もちろん現在でも必要に応じて海外出張・出向・転勤が必要なプロジェクトや職種は存在しますが、電話やビデオ会議、チャット等を駆使して委託が行える業務もあり、メリットを求めて採用する企業が多くなっています。

オフショアリングが急速に進んでいることによって人件費が高騰してかえって高くつく国が出てきている等の課題はありますが、AI、IoTといった最新IT技術に対しての技術力の面で優れている国が出てきているため、今後は人件費の面だけではなく、技術力を求めてオフショアリングが進む可能性もあります。

なおこの記事では、日本から海外企業への委託をメインに扱っていますが、海外企業から日本への委託も一つのオフショアリングとなります。この場合にも橋渡しとして外国語のスキルがあるブリッジSEは欠かせません。

オフショアエンジニア(ブリッジSE)の平均年収ですが、450万円前後となっているエンジニアの平均よりやや高めの傾向にあります。

初めは平均年収程度であっても、オフショアエンジニア(ブリッジSE)の中にも役職はあるので、リーダーやマネージャーになると年収は700〜800万円程にアップするとの情報も見られます。一般的な国内のSEより必要とされるスキルが多いので、それだけ年収も高くなります。

以下にブリッジSEの求人検索例をリンクしておきます。実際に記載の年収が500万前後〜1,000万円となっているものが多く見受けられます。また企業によっては給料が現地の通貨単位となっている場合もあるのでご注意ください。

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オフショアエンジニア(ブリッジSE)になるために必要なスキル、生かせるスキルは?

すでにエンジニアとしての経験がある場合はそのIT知識をベースとして問題ないですが、エンジニア職未経験の場合は大前提としてIT知識を身につけなければなりません。

ブリッジエンジニアの場合は言葉の違いを乗り越えて説明する必要があるため、なんとなくの知識ではなく、担当するシステムに関しては特に熟知しておく必要があります。

ここまで見て来て必要性は十分に理解できていることと思いますが、外国語のスキルも必須です。オフショアリングする企業でメインとされている言語を使いこなせないとコミュニケーションが取れません。

一つ言語を選ぶとしたら英語です。アジア圏の国に委託する場合でも英語でコミュニケーションができることが多い傾向にあるので、オフショアエンジニア(ブリッジSE)になるための言語習得に迷っているのであれば英語がおすすめです。

すでに別の言語のスキルがある場合には、その言語を活用できるオフショアエンジニア(ブリッジSE)の求人を探していくという方法もおすすめです。いずれの場合もビジネス会話が十分にできるレベルの語学力が求められることでしょう。

マネジメントのスキルも必要となります。場合によっては国内でのマネジメント経験がなくても外国語が話せるということでオフショア開発の担当に任命される可能性もあるので、その際にはマネジメントの勉強が必要です。

プロジェクト全体の進捗管理の他、委託先企業の進捗管理や成果物のチェック、ミーティングの設定、場合によっては現場スタッフの教育が必要になることもあります。

またスキルとは少し異なりますが、異文化に対する知識や理解も必要とされます。時差はもちろんその国の考え方や風習、ビジネススタイル、その他細かいところで日本の感覚でいるとストレスを感じる原因にもなりますし、プロジェクト自体がうまくいかなくなってしまう可能性もあります。

異文化理解について言及されている面白い記事があったので、以下にリンクしておきます。

異文化理解・コミュニケーション研修が必要な3つの理由
異文化理解力とは「違い」を面白がるセンスである

国内外で幅広く活躍できるエンジニアを目指そう!

IT業界においても、ITサービス進歩、国内の人材不足によってグローバルに仕事を進めていく必要が出てきています。

その中でオフショアエンジニア(ブリッジSE)は海外企業との橋渡し的な存在となって、プロジェクト成功へ導いていくのに欠かせない重要なポジションです。

ITスキルや外国語、マネジメントスキルと多方面の知識が必要とされますが、海外での活躍を目指すきっかけにもなり得る職種ですので、外国語を使いながら仕事をしたいと思っている人はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

最後にオフショア開発の現状の近況が紹介された記事をリンクしておきます。オフショアリングの対象になることの多い国についても紹介されているので、今後学ぶ外国語の参考にしてみても良いかもしれません。

【2020年版】オフショア開発最新の現状や動向を5分で解説!
【2020版】オフショア開発の最新動向!ブームの背景と市場の状況を解説

 

意外と夜職経験者の男性が昼職になり、ブリッジSEや駐在になっているケースもあります。
オフショア開発やSESなどで夜職から昼職にかかわらず転職を成功させいているエージェントに「昼職転職パーク」があります。
昼職をテーマにしつつ、通常の転職も支援しているのはここだけではないでしょうか。
このように、夜職から昼職のタイミングで、オフショア開発へのコネクションがあるエージェントに依頼するのもひとつの手ですね。

 

 

 

       

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